SURGICAL MANAGEMENT CENTERSURGICAL MANAGEMENT CENTER

武田 正

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

私は平成21年3月岡山大学を卒業し、初期研修から5年間、山口県岩国市の岩国医療センターにて研修を行いました。岩国医療センターは外科(消化器、乳腺、一般外科)、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科と外科専門医に必要となる診療科がそろっており、初期研修中に外科専門医に必要な消化器以外の症例数はクリアすることができるほど多くの症例を経験させて頂きました。初期研修のローテート中には脳神経外科や整形外科、形成外科など他の多くの診療科も経験することができそのときの経験は今でも役に立っていると思います。救急専従医は不在でしたが、3次救急病院として日々多くの救急患者の診療に当たる中で自分ができることを増やしていきたいと思い、初期研修中にJATECやACLS(ACLS-EPまで研修)、PALSなどを習得しました。3年目から5年目の後期研修は同外科にて行い、外科専門医、消化器外科専門医に必要な症例をほぼ経験することができました。乳腺疾患も多く勉強させていただき、検診マンモグラフィ読影認定医も習得いたしました。外来も担当し、患者様の術前検査から入院、手術、術後化学療法等も含む退院後のフォローを行うことができ、代えがたい経験を得ることができました。6年目の平成26年4月より岡山済生会総合病院にて研修を行いました。岡山済生会総合病院はスタッフの数も多く、診療はチーム制となっており胃外科、大腸外科、食道・呼吸器外科、肝胆膵外科それぞれのチームにて研修を行いました。臓器毎の症例を集中して診ることができ一例一例深く勉強をすることができたと思います。特に呼吸器外科、肝胆膵外科、消化管の内視鏡手術、救急専門医による救急対応など前任地でやや経験の少なかった症例を多く経験することができました。平成28年4月からは岡山済生会総合病院での研修を継続しつつ、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学に入学し週末の大学院授業も可能な範囲で受講いたしました。10月からは岡山大学の病棟医として消化管外科大腸グループにて研修を行いました。大学病院では今まで経験の乏しかった炎症性腸疾患症例やヘルニアの鏡視下手術なども学ぶことができました。平成29年4月より岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学にて大学院生として研究生活に入っております。
初期研修からの8年間で多数の症例を経験できたことは自分にとって非常に有意義でした。素晴らしい指導医の先生方に出会うことができ医師としてまた人間として成長することができたと思います。
まだまだ未熟ではございますが引き続き精進して参りたいと思います。この場を借りて御礼申し上げます。

公文 剣斗

卒業大学:徳島大学  勤務地:尾道市立市民病院

平成22年卒業の公文剣斗と申します。地元高知の高知医療センターで初期研修を修了し、引き続き消化器外科・一般外科で後期研修医として3年間働かせていただきました。症例数が多く、開腹・腹腔鏡の手術を多く経験させていただきました。また外科専門医取得のため心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科でも研修をさせていただき、必要な症例数はクリアすることができました。
その後、平成27年4月より尾道市立市民病院の外科で働かせていただいています。初の異動で慣れないことだらけで不安はありましたが、歳の離れたベテランの先生方に囲まれて、厳しくも暖かいご指導をしていただきました。現在は学年の近い若手の先生も増えて、切磋琢磨しております。尾道市民病院では消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科など分かれておらず、様々な手術を経験することができました。また消化器外科専門医取得のために必要な症例も経験できるようにご配慮いただき、手術をさせていただきました。
2つの病院で働かせていただき、どちらも高齢化の波が押し寄せる地域ではありますが、それぞれの病院で特色、地域性があり、多様性のある医療を経験しました。今までお世話になりました先生方に心より感謝申し上げます。今後また異動で他の病院、先生方にお世話になることもあるかと思いますが、その地域・病院に貢献できるよう頑張りますのでご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

高橋 侑子

卒業大学:岡山大学  勤務地:聖路加国際病院

私は平成22年に岡山大学を卒業し、junior residency programを医療法人鉄蕉会 亀田総合病院、senior residencyとfellowship programを聖路加国際病院 乳腺外科で終了し、平成28年に岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 呼吸器乳腺内分泌学に入学しました。亀田総合病院のjunior residency programでは、希望診療科に合わせて詳細にカスタマイズすることが可能なプログラムでした。私は、医学部卒業時は、将来的に乳腺を専門とする腫瘍内科医を目指して入職しましたので、内科研修がメインで、外科は必修のみの消化器、呼吸器、甲状腺外科を合わせて2ヶ月のみの研修でした。研修期間は短かったですが、25-35人程度の受け持ち患者に加え、3日1回の当直で、担当日は緊急手術を含み毎回3-10人程度の新規担当患者を受け持つなど多くの症例を経験させて頂き、集中治療管理を含め、周術期管理の基礎を学ばせて頂きました。その中で外科への興味が湧き、乳腺外科医を志しました。
乳癌手術件数の多さから、その後の研修では聖路加国際病院乳腺外科を志望しました。原発性乳癌手術は年間約900例でした。最初の1年間は、消化器外科2ヶ月、呼吸器外科1ヶ月、小児外科1ヶ月、心臓血管外科2ヶ月を、2年目は、女性総合診療科を2ヶ月、形成外科1ヶ月、腫瘍内科4ヶ月、放射線科を3ヶ月間ローテーションしました。聖路加国際病院は病院全体が非常に後輩教育を重要視している病院であり、ローテーターであっても、どの科の上級医の先生も熱意をもって指導下さったことに感激しました。また、2年目からは外来診察が始まり、初診の診断から手術、放射線治療、全身治療、緩和・終末期治療までを通して乳癌診療に携わる経験を積むことができました。また、遺伝診療や生殖医療など様々な側面からも乳癌診療を学ばせて頂きました。その後のfellowship programでは病理を4ヶ月、腫瘍内科を3ヶ月、放射線科を3ヶ月ローテーションし、手術以外の乳癌の診断、治療に関して知識を深め、多くの症例を経験させて頂きました。
臨床上の疑問点を解決していく中で、translational researchへの興味が深まり、昨年より大学院に入学し、病棟医を経て、現在研究生として研究を始めさせて頂いております。乳癌の個別化医療の実現に還元できるような研究に携わって参りたいと考えております。今までご指導下さりました先生方に心より感謝申し上げますと共に、今後ともご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

高橋 優太

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

平成23年岡山大学卒業の高橋優太と申します。私のこれまでの外科研修をご報告させていただきます。私は卒業後、岡山ろうさい病院で初期研修2年、後期研修を1年終えたのち、四国がんセンターでレジデントとして2年間研修させていただき岡山大学に戻ってまいりました。岡山ろうさい病院では、おおよそ2年間を外科研修に充て、主には消化器外科チームの一員として仕事をさせていただきました。ほぼ毎日手術に参加できるといった外科志望の研修医にとってはとても恵まれた環境であったと思います。研修医の数も多すぎることなく、後期研修医の頃には病院に来た腹部救急疾患の大半は執刀させていただいたのではないかと感じています。
その後は、愛媛県松山市にある四国がんセンターにてお世話になりました。臓器別に3-4ヵ月ごと各科をローテーションしながら研修するといったシステムで、各科の先生はもちろんがん手術のエキスパートですので、いままで自分の中であいまいになっていた基礎的な手術手技、手術の理解を叩き直していただきました。多くの症例が集まりますので、定型化された手術手技を効率よく身につけることができました。
外科専門医取得に際して足りていなかった症例は、愛媛大学心臓血管外科や岡山大学小児外科で短期研修させていただき取得することができました。この5年間は特徴の異なる2つの病院で研修させていただくことで、とてもいい経験をさせていただいたと思います。研修病院はそれぞれの病院で、自分にとって良いところ悪いところがあると思います。後輩の皆様は、外科MCのシステムをしっかり利用して、自分に合った病院を見つけていただければと思います。

三浦 章博

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

私は平成23年に岡山大学を卒業し、初期研修1年目を岡山大学病院、2年目を水島中央病院及び赤穂中央病院で研修したのち、後期研修を赤穂中央病院、国立がん研究センター中央病院にて行わせていただきました。外科研修のスタートとなった大学病院では基本を中心に研修させていただき、その中で数多くの大病院でしか見ることのできない難手術や先生方の診療に対する熱い姿勢を学ばせていただきました。赤穂中央病院では外科として実際に手を動かす事を中心に研修をさせていただきました。虫垂炎やラパコレ、ヘルニア等の外科研修で経験すべき疾患を十分に経験させていただいた事に加え、悪性腫瘍の手術や心臓の手術、時には他の外科系手術にも参加させていただいた事で幅広い外科研修を行うことができたと考えています。多くの患者に初療の段階から関わらせていただいた事で病気に対する理解をもう少し深めたいという気持ちが強くなりました。ちょうど様々な縁もあり次の研修先として築地の国立がん研究センター中央病院で4年目以降の研修をさせていただく事となりました。がんセンターでは外科正規レジデントとして勤務させていただいたため、専門である呼吸器疾患の診断分野や病理分野に加えて外科6科を研修させていただきました。専門以外の分野も研修する事は最初ストレスも大きい日々ではありましたが、それぞれの臓器の手術についての理解を深めるとともに多くの外科医と仕事をする事で色々な手術方法について学ぶことができました。修了した現在は大きな財産だと感じています。専門の呼吸器外科研修ではがんセンターならではの標準手術を日々多数経験させていただきました。多くの手術を経験する事で手術手技の土台を作らせていただいたと思います。まだまだ疾患に対する認識ができ始めた程度の段階のためこれまでの経験を今後の診療に生かしていけたらと考えていますのでよろしくお願い致します。

荒木 恒太

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

平成24年岡山大学卒業の荒木恒太と申します。大学卒業後、旧兵庫県立淡路病院(平成25年に移転とともに、兵庫県立淡路医療センターに改名)に初期研修医として赴任しました。淡路病院では、内科、外科、呼吸器外科、心臓血管外科、救急科、整形外科、小児科、産婦人科、精神科、放射線科、地域医療をローテートし、協力病院である兵庫県立がんセンターで麻酔科や鹿児島県立大島病院病で放射線科研修を行う機会がありました。淡路島には病院の数が少なく、淡路病院は約14万人の島民の医療拠点となっています。島内で治療を完結することを目標としており、都会の病院ほど専門医師が充実してはいないものの、ほぼ全科が揃い、外科系各科も勢力的に手術を行っています。幅広い疾患、特に救急対応についいて勉強させていただく機会が多い環境でした。2年の初期研修を経て、広島市立広島市民病院に呼吸器外科後期研修医として赴任しました。広島市民病院は、外科が臓器別に細分化されており、呼吸器、心臓、食道、胃、大腸、肝胆膵、乳腺、小児に分かれていました。それらの診療科と救急科を、それぞれ1-3ヵ月ローテートし、後期研修3年目に呼吸器外科を再度11ヶ月ローテートするという研修内容でした。各臓器の専門医が多く、カンファレンスが活発で、専門知識、学術活動など外科のアカデミックな側面に触れることができました。また、外科研修同期が7人と多く、いずれの研修医もやる気に溢れており、いい刺激をもらいながら日々を過ごすことができました。研修期間が最も長かった呼吸器外科を筆頭に、経験豊富な先生方から熱心なご指導をいただきましたので、ぜひ今後の診療に役立てていきたいと考えています。昨年、外科専門医予備試験を合格することができましたので、今年外科専門医認定試験に合格すれば、外科専門医取得の予定です。今年度から、岡山大学病院呼吸器・乳腺内分泌外科に帰局し、呼吸器外科で病棟医として勤務しています。岡山大学外科同窓会会員の皆様には、ご迷惑をおかけすることも多いかと思いますが、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

宮内 俊策

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

平成24年卒の宮内俊策と申します。初期研修から3年間、岡山労災病院で研修し、その後2年間を四国がんセンターで研修させていただきました。岡山労災病院は358床の中規模病院ですが、心臓血管領域以外の様々な領域の手術を経験することができました。急性期病院ならではの、虫垂炎や胆嚢炎、イレウスなどの緊急手術を要する症例でも可能であれば腹腔鏡での手術を第1選択としており、術者として執刀もさせていただきました。さらに、胃癌や大腸癌、肺癌の定型手術も経験でき、バランスよく様々な症例を経験することができました。四国がんセンターでは各臓器を数ヶ月毎にローテーションしました。がん治療専門病院ということもあり、各臓器の定型手術を基本とし、数ヶ月間集中して経験することで、市中病院で経験するよりも習熟が早く鏡視下手術も含め執刀させていただくことができました。夜間休日の緊急手術が少ない分、一つ一つの症例を深く学ぶことができ、論文執筆や学会発表にも積極的に取り組むことができました。
また、愛媛大学病院心臓血管外科で1ヶ月研修させていただくことで外科専門医取得に必要な症例数を経験させていただくことができました。
平成29年4月からは岡山大学病院呼吸器外科で病棟医をさせていただいております。まだまだ未熟ではありますが、今後はまず外科専門医を取得し、さらに外科医として精進していく所存です。最後になりましたが、これまでご指導いただきました研修病院の先生方に厚く御礼申し上げます。

梶岡 裕紀

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

平成22年岡山大学卒業し、平成22年から4年間津山中央病院、平成26年から2年半、国立病院機構福山医療センター、平成28年10月から半年間岡山大学病院肝胆膵外科に赴任し、現在は岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 消化器外科学で研究中です。
津山中央病院では初期研修から後期研修2年目まで研修しました。津山中央病院は医療圏が広く、救命救急センターも担っており、想像以上に多忙な病院です。ただ、この病院の特色は治療・診断においても若手が率先して医療のリーダーを担い、チーム医療の中心として活動していることにあります。特に救急医療については若手同士が知識・手技を伝承していくというプロセスができていたため、若手医師教育のついても熱心で親身になってご指導いただきました。外科研修においては症例数も豊富なため、多数の手術を術者として経験する機会があり、非常に有意義な研修を行うことができました。次の研修は国立病院機構福山医療センターで肝胆膵外科として研修しました。消化管手術経験は前任でありましたが、肝胆膵についてはほとんど経験がなかったため、不安がいっぱいでした。そんな私に対しても丁寧にご指導いただき、肝胆膵外科医としての一歩を踏み出すことができました。さらに福山医療センターでは国内外への学会発表・論文発表と学術面において多大なご助力をいただき、いわゆる文武両道に通ずる研修を行うことができました。
その後は学生時代より興味のあった肝移植医療へ携わるため、岡山大学病院肝胆膵外科に赴任しました。半年間で10例の肝移植と脳死患者へのハーベストを経験させていただきました。現在は岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 消化器外科学で研究中であります。
以上、簡単ではございますが、研修の報告とさせていただきます。今後も外科医として日々精進して参る所存でございます。最後にご指導いただきました研修病院の先生方に厚く御礼申し上げます。

森末 遼

卒業大学:岡山大学  勤務地:国立がん研究センター東病院

平成22年卒業の森末 遼と申します。この度、自己紹介とともにこれまでの外科研修についてご紹介させていただきます。出身地は広島県福山市で、日本医科大学を卒業後、同付属病院などで初期研修を行いました。後期研修先を選択するにあたり、将来的に家業を継承する予定であるため地元周辺地域での研修を検討していたところ、岡山大学外科マネージメントセンター(岡大外科MC)の存在を知り、2012年に入会させていただきました。岡大外科MCでさまざまな関連病院について情報収集し検討した結果、岡山済生会総合病院を研修先として選び、2012年4月から計4年間の外科研修を受けさせていただきました。
岡山済生会総合病院外科の研修で印象的だったは、熱心で丁寧な外科教育、とりわけ手術教育が行われていたことです。赴任当初は外科医1年目で疾患や手術に関する知識や外科基本手技などが未熟でしたが、外科医としての基本姿勢、手術に対する考え方や基本技能を中心にご指導してくださり、外科医として重要な基礎を築くことができたと思っています。岡山済生会総合病院は、虫垂炎、ヘルニア、イレウス、気胸や胆石/胆嚢炎などの一般的な疾患から悪性腫瘍まで多種多様な疾患を多数経験(2016年:1,596例)でき執刀機会も多いです。腹部救急疾患の緊急手術症例が多く、救急専門医のご指導のもと外傷手術も経験できました。悪性腫瘍の手術では、前立ちを中心に症例を経験し、食道癌手術、肺癌手術から肝門部領域胆管癌手術、肝膵同時切除、骨盤内臓全摘など臓器を問わず比較的高難度な手術を複数例経験しました。また、腹腔鏡手術症例が豊富(2015年:430例)で日本内視鏡外科学会技術認定を取得されている5名の指導医のもと、私が実際に執刀させていただいた腹腔鏡手術症例として、腹腔鏡下胆嚢摘出、虫垂切除をはじめ、腹腔鏡補助下幽門側胃切除(1例)、腹腔鏡下右側結腸切除(2例)、S状結腸切除・高位前方切除(8例)、低位前方切除(2例)、腹腔鏡下肝部分切除(1例)、系統的亜区域切除(1例)や腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術(2例)を経験させていただきました。悪性疾患の手術は、良性疾患と比べ執刀数は少ないですが、経験豊富な指導医による質の高い手術を助手の立場からしっかりと見て学ぶことは、結果的には自分で執刀する場合に手術の質の向上につながると思っています。岡山済生会総合病院の特徴として透析患者が比較的多く、シャント手術、CAPDカテーテル手術などの透析関連手術や透析患者の腹部手術も経験できました。これらにより血管外科の基本手技、透析患者特有の問題点や周術期管理などを学ぶことができました。また、心臓血管外科研修の一環として心臓病センター榊原病院で院外研修可能で、第2助手としてポンプを組み立て、大伏在静脈グラフトを採取させていただいたことも消化器外科を志す私にとって大変貴重な経験となりました。一方、学術的活動においては、国内学会での発表をはじめ国際学会での口演発表や、Impact factorを有するJournalで論文発表をさせていただきました。熱心にご指導していただいた諸先生方には感謝の念に堪えません。
さて、2016年4月より千葉県柏市にあります国立がん研究センター東病院で肝胆膵外科レジデントとして研修させていただいております。今春から診療科長となられた岡山大学平成9年卒の後藤田直人先生の熱心なご指導のもと肝胆膵高難度外科手術や腹腔鏡下肝切除/膵切除などの手術経験を積んでおります。国立がん研究センター東病院は肝胆膵手術症例数が豊富〔2016年肝胆膵手術症例244例うち肝切除112例(腹腔鏡下肝切除64例)、PD71例〕ですが、さらに2017年5月から新棟(NEXT棟)が開設され手術室数増加(うち内視鏡手術専用が8室)したことによって今後さらなる手術件数の増加が見込まれています。診療科の方針によりレジデント、がん専門修練医の執刀機会が多く、がん専門修練医まで研修すれば肝胆膵外科学会高度技能専門医や日本内視鏡外科学会技術認定取得要件を満たす症例数を経験することも可能です。
外科、内科、放射線科による肝胆膵グループ内での連携、協力体制は整っており常時20-30本の新規抗がん剤治療や10本以上の臨床試験(科横断的なものを含む)が行われています。レジデントは症例登録から携わり、JCOG班会議などに参加し臨床試験の現場にも触れ、がん治療体系が変わっていく様子を実際に目の当たりにすることができます。
また、レジデント研修期間中は他診療科をローテーション可能です。肝胆膵内科で抗がん剤治療を学び、PTBDやRFAなどの経皮的処置等の手技も経験し、放射線科で肝胆膵画像の読影やIVRを経験し、病理診断科で病理組織の知識を深めることができます。周辺領域の研修は外科診療においても非常に有益であり、さらには今後自身の基礎、臨床のいずれの研究にも発展させることが可能です。実際、このようなかたちで各自テーマを決めて研究に取り組み学会発表や論文発表を積極的に行っています。全国からやる気ある多くのレジデント達と切磋琢磨しながら臨床と研究ともに大変充実した研修生活を送っており、今後両面で成果をあげられればと思っています。
このように充実した研修生活が送れるのも岡大外科MC関係諸先生方のご指導の賜物であり、深謝いたします。2016年より岡山大学外科同窓会が設立され今後もますます発展していくことと思われますが、微力ながらもその一助となれるよう精進して参りたいと思います。引き続きご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

伏見 卓郎

卒業大学:岡山大学  勤務地:岡山大学

平成22年卒業、伏見卓郎です。これまでの研修に関してご報告させていただきます。
私は平成22年に岡山大学を卒業後、岡山大学病院で初期研修をスタートしました。大学病院では外科(消化管外科・肝胆膵外科・呼吸器外科)と麻酔科を中心にローテートしました。大学病院でのbr期研修は他病院での研修も認められており、救急研修は県北3次救急病院である津山中央病院、地域医療は金田病院(真庭)、2年目の11ヶ月間は広島県の尾道市立市民病院で行いました。それぞれの地域の様々な規模の病院で研修ができました。
初期研修終了後の平成24年4月からは引き続き尾道市立市民病院で後期研修を行いました。尾道市立市民病院は地域の中規模病院ですが、外科医が決して多いとはいえず、手術日には必ず外科手術に入っていました。消化器以外の呼吸器や血管外科の手術に関してもバランス良く豊富な症例を経験しました。救急患者も多く、緊急手術も多く経験できました。外科専門医取得に唯一不足した小児外科症例に関しては岡山大学病院小児外科野田教授の下で1ヶ月研修をさせていただき、必要な症例数を確保することができました。また尾道は診療科の垣根が低く、内科の先生に消化管内視鏡検査を教えていただき現在の診療に役立っています。海外学会での発表も経験させていただきました。
平成27年4月からは岡山済生会総合病院で2年間研修を行いました。ここでは消化器(特に悪性腫瘍手術)の症例を多く経験しました。執刀医としての機会も多く経験させていただき、消化器外科専門医の申請に必要な症例数を確保することができました。論文執筆の指導もしていただきました。そして平成29年4月からは大学院に進学し、現在は岡山大学肝胆膵外科で病棟医として勤務しています。大学病院では肝移植症例を含め、市中病院にはない症例も多く、日々精進しています。
以上簡単ではありますが研修の報告とさせていただきます。外科MC登録医として充実した修練をさせていただいております。
また最後になりましたが、これまで御指導いただいた各研修病院の指導医先生方に深謝申し上げます。