柳光 剛志
H28卒 呼吸器外科
岡山大学病院 臓器移植センター
私は医学生の頃、呼吸器外科に興味を持ち外科医を志しました。
6年生の時に外科MCに入会したことを覚えています。
当時の私は外科に関する情報をどう集めるべきか、誰に相談すれば良いのかわからず、先輩たちのアドバイスが唯一の頼りでした。
しかし入会後は指導医の先生方を通じて研究会やセミナー、若手医師との懇親会など多くの情報に触れる機会が得られ、縦にも横にも幅広いネットワークを築くことができました。初期研修病院を選ぶ際にも指導医が親身に相談に乗ってくださり、長期的な視点で病院を選択できたことは非常に大きなメリットだったと感じています。
私は広域外科研修プログラムの一期生でしたが専攻医としてA病院・B病院を選ぶ際にも指導医と相談し多くの病院の中から自分の希望に合った研修先を選ぶことができました。
特にB病院では愛媛大学附属病院の呼吸器外科での研修期間を、私の希望で当初の半年から1年に延長させていただきました。その後も同じ愛媛県内の四国がんセンターで1年間の研修を行い、細やかな配慮をいただきながら非常に充実した経験を積むことができた事に心から感謝しております。
現在は呼吸器外科の大学院生として研究を行う一方で臓器移植医療センターの助教として学生時代から興味を持っていた肺移植に関わる業務に携わっています。臨床実習で外科志望の医学生や初期研修医と接するたびに、かつての自分を思い出しついアドバイスを送りたくなります。当時の先輩方も同じように私に接してくださったのだろうと思うと外科医としてのつながりの大切さを改めて感じます。
外科医の減少が懸念される現代において岡山大学の外科チームは各分野の垣根を越えて一つのチームとして協力し合っています。そんな環境で共に働けることを楽しみにしています。
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