佐野 俊和
H22卒 心臓血管外科
昭和大学病院 小児循環器・成人先天性心疾患センター
岡山大学外科MC所属、平成22年卒の佐野俊和と申します。私は大学卒業後、岡山大学心臓血管外科へ入局し、同時に岡山大学外科MCへも入会しました。当初から留学希望があり、晴れて2018年から研究留学としてカリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California, San Francisco:UCSF)へ3年間留学することができました。
私が大学を卒業した当時は、外科MCも立ち上がって1年足らずであり、研修プログラムが目まぐるしく変わり始めた時代でした。岡山大学外科MCへの入会が私自身のキャリアにどのような影響を及ぼすのかわからないのが正直なところでしたが、上級医の先生方の熱意と5年後10年後を見据えた明確なビジョンを一緒に考えてくださったこともあり、最終的に外科MCに所属することを決めました。
実際に初期研修を始めると、外科MCプログラムの素晴らしさを実感しました。私は岡山大学病院で1年(外科系中心)、三豊総合病院で1年(内科系中心)、近森病院で3年(一般外科、心臓血管外科)、その後大学院生として岡山大学病院へと戻り、臨床1年、研究2年を経て、2018年からUCSFへと研究留学させていただきました。学位も研究留学中に取得でき、2021年からは現在所属する昭和大学病院で勤務しています。外科MCの良さはこのようなキャリアプランを早期から計画できることであり、多様な外科研修病院があるため、外科専門医取得に関して特別苦労もありませんでした。初期研修をどう過ごすかよりも、将来のビジョンを早く設計し、実現したい先生方にはおすすめだと思います。
岡山大学外科MCには多くの若手、中堅、そして経験豊富な外科医がおり、関連病院も豊富です。そして一人前の外科医を目指す先生方には不安を感じることなく研鑽ができる環境だと思いますので、是非岡山大学外科MCで共に一流の外科医を目指して頑張りましょう。
- 2017年AHA CVDY 受賞式
- 2022年昭和大学病院での手術風景:
左から佐野特任教授、私、堀川先生