金谷 信彦
H22卒 消化器外科
Brigham and Women's Hospital,Harvard Medical School
岡山からボストンへ~新たな発見を求めて~
私は米国ボストン市にあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院で博士研究員(ポスドク)として働いてます。ボストンは赤レンガ基調の歴史的な建物が立ち並び、春になると桜をはじめ様々な花々が咲き、カナダグースなどの動物達とも共存する素敵な街です。病院とレッドソックス本拠地フェンウェイパークが目と鼻の先にあり、仕事後に度々訪れています。
現在、私は岡山大学大学院で培った抗腫瘍ウイルス製剤と癌免疫研究の経験をもとに、転移性腫瘍に対して新たな治療戦略を研究開発しています。一見、基礎研究と外科手術とは関係がなさそうに思われますが、マウスを用いた繊細なマイクロ手術など外科医であることが大変役に立っています。ボストンでは、最新技術や機器を用いた研究ができるだけでなく、全世界から様々な背景を持った人々が集まってくるため、多様な考えを聴くことができ、自身の固定観念に気づかされ、見識を広げることができます。
私は外科研修中から留学を希望しており、日頃から指導医の先生方から外科手技だけでなく論文・英語プレゼン指導を受け、のちに留学面接のチャンスを頂きました。渡米後は新しいことの連続で人生が劇的に変化しました。この経験は外科MC特有の外科医の多様性に対応したきめ細かいマネージメントのおかげであり、皆さんも私達とともに外科MCで新しい自分を見つけてみませんか。
- ボスの家で
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- ラボ仕事中