古田 めぐみ
R3卒 心臓血管外科
岡山大学大学院

私は学生の頃から先天性心疾患の手術に携わりたいと考えており、岡山大学病院のオープンホスピタルや病院見学に参加したことをきっかけに、小児心臓血管外科を目指して外科MCに入りました。
初期研修は岡山大学病院を選択し、心臓血管外科だけでなく、小児循環器科や小児科など先天性心疾患に関わるさまざまな診療科を研修しました。また、初期研修1年目の段階から岡山大学広域外科専門研修プログラム(岡大プログラム)の研修先について相談を進めることができ、自分の将来の目標を意識したキャリア形成を早い時期から考えることができました。さらに、外科MCの仕組みを活用して研修先で“たすき掛け研修”を経験できたことで、実際の研修環境を知ったうえでスムーズに専門研修へ移行することができました。
専門研修の最初の2年間は、A病院である岡山医療センターで研修を行いました。成人心臓血管外科の専攻医として、多くの開心術や腹部大血管手術、大血管ステント治療を経験し、手術手技だけでなく周術期管理や病棟業務についても幅広く学ぶことができました。特に2年目は専攻医が自分一人となったことで責任も大きくなりましたが、末梢血管手術の執刀経験を多く積むことができ、大きな成長につながったと感じています。
3年目の前半は岡山大学病院心臓血管外科に所属しました。病棟医としての役割を学びながら、念願だった小児心臓手術にも参加することができました。総肺静脈還流異常症に対する緊急手術に夜間呼び出しで参加した経験は特に印象深く、自分が本当に目指したい分野であることを改めて実感しました。この時期を通して、小児心臓血管外科医になりたいという思いはさらに強くなりました。
岡大プログラム最後の半年間は重井医学研究所附属病院で研修しました。同院では透析シャント手術とPTAを外科が一貫して担当しており、手術と血管内治療を組み合わせたダイナミックなシャント治療を経験することができました。PTAは1日10件に達することもあり、半年間でカテーテル手技を大きく向上させることができました。また、シャント手術も数多く経験し、執刀35例、助手45例と非常に充実した研修となりました。
外科MCに参加したことで、自分の目標に合わせて複数の施設で特色ある研修を経験でき、手術手技だけでなく周術期管理や血管内治療など幅広い知識・技術を身につけることができました。また、研修中は指導医の先生方に何度も相談しながら進路や研修内容を検討できたため、安心してキャリアを形成することができました。
現在は岡山大学病院心臓血管外科で勤務しながら、小児心臓血管外科を目指して研修を続けています。外科MCで得た経験や人とのつながりは今も大きな支えとなっており、プログラムの同期やお世話になった先生方とともに、日々充実した研修を続けることができています。






